あのよう、知ってりゃーすか 税のミニ歴史講座 |
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大島良満さんのお話し
(元愛知県評役員・消費税をなくす愛知の会代表世話人)
【6】間接税の歴史 消費税の ルーツ 税金は、直接税と間接税に区分されとる。直接税は、所得税・法人税が中心だが、間接税の代表格は消費税(ヨーロッパ諸国では付加価値税、フランスではTVA、イギリスではVATと略称されている)だわなも。 日本では終戦後廃案に 日本ではドイツ、イタリアのファシズム勢力と結んで、世界中を相手に第二次世界大戦をやったんだが、1945年に連合軍に無条件降伏をしたんだわ。占領軍が日本の占領費用に使うとの理由で、1948年から、1949年まで、取引高税が実施されたんだと。物品販売業など、39業種を対象に税率1%が実施されたんだわ。現在の収入印紙のような取引高税印紙を、売り上げた商品に消印を押して貼ることで、納税するといった仕組みだったんだと。敗戦直後のインフレ時代でなも、一物二価といって、政府が値段を決めた公定価格があったが、市場の実勢価格でもあるヤミ価格が横行しとった。どちらの値段にするかで、警察と税務署の双方の監視と摘発を受け、現場は大混乱、全国で数千人の逮捕者がでたんだと。 消費税の歴史 1949年8月26日、シャウプ勧告がでたわなも。 会を大きくしてがんばろまいか 政府・財界はなも、消費税を2桁にしようと準備を着々としとるわ。消費税をなくす会を、もっと大きくするために、会員拡大の草の根の活動が、全国各地で今日もとりくまれとるでよー。数は力、知識はエネルギー源だわなも。もっとがんばろまいか。 終(長い間、ご愛読いただきありがとうございました)。
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