あのよう、知ってりゃーすか 税のミニ歴史講座 |
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大島良満さんのお話し
(元愛知県評役員・消費税をなくす愛知の会代表世話人)
【2】日本の税の歴史 あのなも、日本の税制の姶まりはなも、大宝律令(701年)からだといわれとる。「租・庸・調」だわなも。租は、口分田一反に付き稲一束五把(収穫量の三%相当)だったげな。 人頭石の前を歩かせて 庸は・成人男子は毎年10日間の歳役が課せられたんだと。物納で代替するときはなも、布二丈六尺か米なら六斗だったんだげな。兵役におもむく時は、往復の食料は自分持ちだったんだと。 関銭という通行税 足利時代になると、隣国との境などに関所を作って、関銭という通行税を取ったんだわ。 決死の覚悟で百姓一揆 徳川時代は、五公五民など収穫物の半分以上も取り上げられ、都市の商人には、冥加金・運上金が課税されたんだげな。重税に苦しめられた農民は、黙っとったわけではなかったぜーも。決死の覚悟で各地で、百姓一揆に立ち上がったんだわー。そのエネルギーが、徳川幕府を追いつめていったんだわなも。 (つづく) |