あのよう、知ってりゃーすか 税のミニ歴史講座 |
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大島良満さんのお話し
(元愛知県評役員・消費税をなくす愛知の会代表世話人)
【4】所得税のはじまり 時の権力者や支配者は、人民・国民を脅かしたり、ちょうらかしたりして、年貢、税金を取り立てとったんだわなも。明治になると、年貢米などを中心とした物納から、原則として現金による金納制度に変わっていっただわなー。 アダム・スミスの「国富論」 所得税は、資本(元手)を使って、商品を作って売るんだが、収入・売上から、原価・経費を差し引いた残りの利益を所得として、課税する仕組みだわなも。 戦費調達の歴史 所得税は、戦費調達の歴史といわれとるぜも。戦争はなも、いつの時代でも、まわしのときからも、やっとる最中も、終わってからでも、ぎょうさん金がいるんだわ。 軍備増強より善隣外交を これに対し、「民貧しければ、国貧し。軍備増強より善隣外交が大切」と反対論を神田孝平元老院議官が発言しとりゃーすよ。そして「所得税は、はじめ富者に課せられるも、やがて貧者にも課されるであろう」と、冷酒を飲んだときの酔いのまわりを例に反対しとらっせる。 いつの時代も取りやすい所から 1895年(明治28年)日清戦争では、酒税が創設され、戦争に使われたんだわ。1904年(明治37年)日露戦争では、煙火(たばこ)に課税された。現在も高率な大衆課税となっとる。 税金は取りやすいところから取るのがいつの時代も支配者の手口だわなも。 (つづく) |