あのよう、知ってりゃーすか 税のミニ歴史講座 |
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大島良満さんのお話し
(元愛知県評役員・消費税をなくす愛知の会代表世話人)
【1】税の誕生 今から7年前に、「税の木簡が出土」のニュースが伝えられたことを、おぼえていりゃーすか。徳島市の観音寺遺跡から「50戸税314束」と墨書されとったげな。税はなも、どんな歴史があるか知っていりゃーすか。 パピルスの文書やウルの軍旗に 税のルーツはなも、太古の昔、太陽をはじめとする神々に、作物の豊作や自然災害に出会わないことを祈って、供物をささげたことが始まりだげな。国家がつくられ、権力を持つ権力者は、神の子孫だとか、代理人だとかいって権威づけをやった人だげな。供物が貢ぎ物になり、税になっていっただと。今から3千5百年以上も昔、古代エジプトの遺跡から発見されたパピルスの文書やウルの王墓から出土したウルの軍旗といわれるパネルに家畜と穀物の貢納の場面が描かれとるわなも。 税の字の語源はなも、禾との文字からできとるが、禾は作物を意味し、は、はぎとるの意味だげな。国や支配者が、人民の収入や収穫物の中から、はぎとって取り上げるものの意味だと。 キリストさんも孔子さんも 税制の始まりだといわれとるのは、中国の戦国時代、秦の孝公(BC 361年.338年)のときに、変法自強策によって「軍事力の強化、県の設置、度量衡の統一、賦課の法を定めた」んだと。 おごる平家は久しからず 小泉自公内閣や増税派の衆は、どえりゃーうそを選挙中いやーして当選し議員のバッジをつけとりゃーすが、後世の人にどう評価されるか、見ものだわなも。 (つづく) |