伊藤周平著『消費税が社会保障を破壊する』角川新書―投票前に「序章」だけでも

2016年7月3日
鹿児島大学法科大学院教授の筆者が、参院選公示直前の6月10日に角川新書として出版した一書である。筆者は、本書執筆の目的を以下のように記している。「本書は、以上のような状況(広がりにくい社会保障削減反対運動)を踏まえ、いま、安倍政権のもとで進められている社会保障削減の内容をできるだけわかりやすく解説し、社会保障財源とさる消費税の本質を明らかにする。そして、だれもが安心して暮らせる社会保障を実現するための社会保障・税制改革の方向性、消費税によらない社会保障財源の可能性を探ることを目的としている」(同書「序章 悲鳴続出! 消費税増税と社会保障削減」25頁)
日夜、消費税反対運動に献身しておられる〝なくす会〟の皆さんが、序章(新書版で15頁)だけでも目を通され、対話に活用されることを望みたい(K)。