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イ—ジス・システム搭載艦―2隻で9000億円に迫る
2024年9月1日
【赤旗】9月1日 イ—ジス・システム搭載艦―2隻で9000億円に迫る 野放図な経費膨張止まらず
 防衛省は30日、2025年度概算要求で、「ミサイル防衛」と敵基地攻撃を一体化させた「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」の中核と位置付ける「イ—ジス・システム搭載艦」の取得経背として、808億円を計上しました。政府は23年11月10日の衆院外務委員会で、日本共産党の穀田恵二議員の質問に、取得経負は「令和6 (24)年度予算への計上をもって完了する計画」だと答弁していましたが、膨張はとどまるところを知りません。同艦は海上自衛隊史上、最も高価な艦船となります。
 同艦の建造費は、24度予算案で公表された2隻分約7840億円に808億円が上乗せされ、現時点で約648億円となります。20年11月に想定されていた2隻で約5000億円の約1・7倍に膨れ上がりました。 
 建造費は1隻あたり約4324億円となり、海自保有の艦船でもっとも高額な「まや」型イージス艦(約1680億円) の約2・6倍です。維持費を含めれば総額1兆円を大きく超える見通しです。
 膨張の大きな要因となっているのが同艦に搭載される、米軍需大手口ッキード・マーチン社製のレーダー「SPY7」です。
 SPY7は、秋田、山口両県への配備が狙われていた陸上イージスに搭載載される予定でしたが、住民の反対や技術的な問題で19年に計画が破綻。しかし、当時の安倍晋三政権は延命策に固執し、SPY7を艦艇に載せるイージス・システム搭載艦計画が持ち上がりました。
 もともと地上配備用で大型のSPY7を艦艇に 搭載するためには、船体の大型化や、洋上養への改修が必要で、異る ま式の膨張を招いています。
 今回計上された808億円には「実射試験を含む各種試験の準備等に係る経贄」が含まれています。こうした経寛は、米国の武器衝制度「FMS (有償軍事援助)」の場合は日本側の負担はありませんが、商社を通じて 直接輸入するSPY7の場合、日本側の負担です。建造費は、ミサイル発射試験場の建設費など 開発費負担により、今後、さらに上振れする危険があります。
 「イージス•システム搭載艦」は従来のイージス艦と違い、敵基地攻撃と迎撃能力を備える、いわば「盾と矛」を持つ艦艇で、米国製の長距離ミサイル「トマホーク」や「12式地対艦誘導弾能力向上型」、極超音速兵器(HGV)迎撃ミサイル(GPI)の搭載を計画。ミサイルを格納するVLS (垂直発射装置)も128発分で、「まや」型より3割増えています。