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「安倍さんって本当に姑息な人だから増税に反対しないほうが」?!=荻原博子さん(『女性のひろば』)
2019年2月2日

【朝日新聞】DIGITAL 2月1日「14兆円すったら、年金受給者は怒る」共産・小池氏
 安倍晋三首相はアベノミクスの成果を誇るとき、「株価は一部の人だけに恩恵がいく」と批判を受けると、「いや、年金の積立金が増えていますから」と盛んに宣伝していた。(公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人が四半期ベースで14.8兆円の運用損を出したことにより)それが崩れてきている。アベノミクスとは一体何だったのか。根本的に問われる事態だ。
 老後の貴重な資金である年金資金を(株という)リスクマネーにさらしていいのか。しかも株価の維持のために(年金積立金を)利用しているようなことがあれば、これは大問題だ。14兆円、株ですってしまったということは、年金受給者は怒るのではないか。国会でもこの問題は取り上げていく。(1日、記者団に)

【赤旗】1月26日<主張>勤労統計不正・偽装―消費税増税強行の根拠崩れた
 毎月勤労統計調査の偽装をめぐり厚生労働省が、労働者の賃金の伸びはこれまでの公表値よりも低かったことを認め、「下方修正」する数値を公表しました。安倍晋三政権は、賃金上昇などを「景気回復」の根拠にして、今年10月から消費税率の10%への引き上げを決めましたが、その前提は崩れました。低所得者ほど負担が重く、経済を冷え込ませる消費税増税自体が、国民の暮らしと日本経済を破壊する最悪の経済政策です。それに加え増税判断の根拠まで覆った以上、税率10%への引き上げを強行する道理は全くありません。
低下した賃金の伸び率
 厚労省が「下方修正」した数値によれば、現金給与総額(名目賃金)の前年同月に比べた伸び率が、2018年1月から同年11月までの全ての月で、これまでの公表値を下回りました。物価の上昇を差し引いた実質賃金でも、18年1月から同年11月まで、9月を除く全ての月で低下しています。昨年1年間を通して、賃金が下がることになることは確実です。
 とりわけ安倍政権が21年5カ月ぶりの高い水準だと盛んに自慢してきた18年6月の現金給与総額は、公表してきた3・3%の伸びから2・8%の伸び(修正値)へと、0・5ポイントも低下しました。この時の不自然な上振れは、発表当時から問題視されていました。経済政策「アベノミクス」の成果を強調するための操作だったのではないかとの疑いも消えません。
 安倍政権はこれまで、賃金などの「上昇」を根拠に、「景気回復」は「戦後最長」になったなどと言って、10月からの消費税増税を正当化してきました。しかし、その「賃金上昇」は偽りであり、実際は低下していたのですから、増税の前提は成り立ちません。
 だいたい安倍政権が実施した14年4月からの消費税率の5%から8%への引き上げは、消費を大きく後退させ、いまも深刻な不況が続いています。8%増税前に比べ、家計の消費支出は年間25万円も落ち込んでいます。さらに10%増税を強行すれば、暮らしの悪化だけでなく、経済そのものが壊滅的打撃を受けるのは明らかです。
 安倍政権が「十二分」という増税対策も、食料品などの税率据え置きの複数税率導入や、キャッシュレス決済の場合のポイント還元、効果が疑わしい「プレミアム」付き商品券など、制度を複雑にし、国民の暮らしや営業の各分野で混乱を拡大する愚策ばかりです。「対策」に要する費用は、増税による増収額を大幅に上回り、「何のための増税か」との批判が、与党内からさえ出ているばらまきです。“百害あって一利なし”の10%への増税は中止しかありません。
前代未聞の事態解明を
 国会の閉会中審査では、毎月勤労統計偽装に対する厚労省調査は“お手盛り”と大問題になり、組織的隠ぺいの疑いも濃厚になっています。厚労相経験者の国会招致をはじめ全容解明は不可欠です。
 国の統計のうち特に公共性の高い重要な「基幹統計」56のうち22の統計で不正・誤り・未集計があったことが判明するなど、安倍政権下の統計のずさんな扱いが浮き彫りになっています。消費税増税をはじめ、国の予算や政策決定の土台となる統計の信用が根本から失われている前代未聞の事態は絶対にあいまいにできません。

【女性のひろば】19年3月号 消費10%〈怒〉庶民のくらしをもてあそぶな!―荻原博子・梅村さえこ対談(抜粋)
荻原‐私はね、安倍さんはどうせ消費税を10%になんて上げられないと思いますよ。それに、反対の声を盛り上げない方がいいと思ってるの。
梅村‐えーっ!どうしてですか?
荻原‐安倍さんって本当に姑息な人じゃないですか。2014年12月14曰の総選挙では、増税の先送りを宣言して、解散するまで5日ですよ?!それで「増税延期の是非を問う」と言って選挙をして、勝っちゃった。
 今回も「上げる」と言って、また選挙の直前になって「上げない」というサプライズカードを切ろうとしている。そうしたらまた世間のみんながほっとして、「安倍ぎんありがとう!」って自民党、安倍政権に投票しちゃう。世間の人って本当にいい人だから、安倍ぎんがそんな姑息な手を使おうとしているなんて想像できないんです。私は今回こそ安倍政権が選挙で勝つのを阻止したいの。だまざれちゃだめだよ!と「安倍政権は消費税を上げられない』を書いたんです。
梅村-なるほど!(笑)。消費税を使って国民をもてあそぶのはやめてほしいし、今すぐ増税は中止宣言してほしいですね。この間、経済学者のみなさんも、今上げたら大変と言っています。
2014年に8%に上げた時は、少なくともGDP(国内総生産)はプラス1.7%。今はマイナス2.5%です。
荻原-そのマイナス2.5%もかさ上げ数字ですからね。実質はもっと悪い。
 実質賃金もそうでしたよね。「安倍政権で給料は上がっている」って言うけれど、もとになる毎月勤労統計調査の改ざんをしていたことがばれましたよね。数字を改ざんしているんです。
(以下略)