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草の根交流ニュース
公的年金の積立金運用 株式の比率を高めた在り方に不安ーNHK
2016年8月13日

【時事通信】8月12日マイナス金利、地銀を直撃=20行の業務純益14%減―4~6月期
全国の主な地方銀行・第二地銀や地銀グループの2016年4~6月期決算が出そろった。本業のもうけを示す実質業務純益は、上位20行・グループの合計が前年同期比14.4%減の2292億円に縮小。日銀のマイナス金利政策の導入後、貸出金利が低下したのが主因で、地域金融機関の業績悪化が鮮明になった。
4~6月期は、2月に導入されたマイナス金利政策の影響が四半期全体に及ぶ初めての決算となった。実質業務純益が増益になったのは、常陽銀行と九州フィナンシャルグループ(FG)だけだった。
貸出金の増加傾向は続いているが、貸出金の利息などの資金利益は七十七、北洋、東邦の3行を除いて減少した。預金金利は「すでに最低水準になっている」(地銀幹部)ため、貸出金利の低下に合わせて引き下げる余地がほとんどなく、利ざやが縮小したのが響いた。

【毎日新聞】8月12日 八ッ場ダム:事業費を増額 資材高騰で700億円 国交省
 国土交通省は、群馬県長野原町に建設中の八ッ場(やんば)ダムの事業費を約700億円増額する方針を決めた。関係都県などの意見を聞く手続きを12日にも始める。昨年の本体工事着工時点で、事業費は当初計画の倍に膨らんでおり、さらなる大幅増額に関係都県などの理解を得られるかが焦点となる。
 同省は2014年の消費増税や今後の増税見通し、建設資材の高騰などを踏まえて増額を決めたとみられる。一部は東京、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉の1都5県に負担を求める。
 1986年に発表された基本計画によると、事業費は約2110億円だったが、04年の計画変更で約4600億円に倍増した。09年に民主党政権が発足して工事は一時中断したが、自民党の政権復帰を経て昨年1月に本体工事に着工した。【奥山はるな】

【NHKニュース】8月9日 NHKは今月5日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行い、調査対象の62%に当たる980人から回答を得ました。
この中で、先月31日に行われた東京都知事選挙で初当選した小池百合子氏に期待しているか聞いたところ、「大いに期待している」が32%、「ある程度期待している」が43%で、合わせて70%余りでした。
これに対し、「あまり期待していない」が13%、「まったく期待してない」が5%で、合わせておよそ20%でした。
また、公的年金の積立金を運用している独立行政法人が昨年度の運用実績について5兆3000億円余りの赤字になったと発表したことに関連して、株式の比率を高めた今の運用の在り方に不安を感じているか聞いたところ、「大いに感じている」が45%、「ある程度感じている」が28%で、合わせて70%余りでした。
これに対し、「あまり感じていない」が14%、「まったく感じていない」が6%で、合わせて20%でした。
一方、今の憲法を改正する必要があると思うか聞いたところ、「改正する必要がある」が30%、「改正する必要はない」が32%、「どちらとも言えない」が32%でした。
また、現在、運転を停止している原子力発電所の運転を再開することについては、「賛成」が17%、「反対」が46%、「どちらとも言えない」が30%でした。

【しんぶん赤旗】8月12日 厚生・国民年金が赤字に GPIFの巨額運用損失で
サラリーマンが加入する厚生年金と、自営業者が加入する国民年金の2015年度決算で、時価ベースでみると3兆2458億円の赤字となったことが11日までに分かりました。
 赤字となったのは、厚生年金で5年ぶり、国民年金で7年ぶりです。
 赤字は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による5兆3000億円の巨額運用損失が原因で、株式運用を拡大させて運用損失を招いた安倍内閣の責任が改めて問われます。
―GPIFの運用損失は、厚生年金が5兆81億円、国民年金が3416億円。
 厚生年金は、保険料率の引き上げなどで保険料収入が増加し、赤字は2兆7448億円でした。
 国民年金は、被保険者(加入者)の減少で保険料収入が減少し、5009億円の赤字となりました。
 15年度末の年金積立金残高は合計で3兆2458億円減り、142兆7078億円。積立金残高が前年度より減少するのは4年ぶりの事態です。
 一方、高齢化で受給者も増えることから、厚生年金の給付費は23兆2733億円に増えましたが、物価上昇にもかかわらず給付を据え置いたことなどにより、伸びは1233億円にとどまりました。国民年金では、給付費が964億円減少しました。