アピール 草の根の会のみなさん、世話人のみなさんへ
とんでもない!鳩山政権の消費税増税の議論スタート
参院選へ、150万人の会づくりをすすめましょう
  みなさん
 鳩山政権は、国民の暮らしや営業の深刻さをよそに、この3月から、消費税増税の議論を本格的にスタートさせようとしています。
  とんでもありません。「4年間消費税の増税は行わない」の政権公約に従うなら、前の自・公政権が2011年までに消費税増税法案を国会で通すことを決めた「所得税法」付則104条を廃止すべきなのに、これに背をむけるばかりか、この秋にも、消費税増税に道をひらく、納税者番号制度法案を国会に提出する計画です。
  財界や自民党もこのうごきを大歓迎し、自民党は、社会保障と消費税増税を議論する「円卓会議」を提案しました。マスコミも「消費税増税を避けるな」「早く決断を」と大合唱です。
  「黙っていたら大増税」の情勢です。草の根からの世論と運動を急いで強めましょう。

 みなさん
 「給料が減って家計は限界。これ以上の増税などとんでもない」「不況の影響は深刻だ。
10%になどなれば多くの中小業者は、もうもたない」
 国民の暮らしと営業を考えれば、これ以上の増税は絶対に許してはなりません。
 民主党が政権公約をうらぎり、時期を前倒しして消費税増税へ舵をきろうとしているのは、自・公政権の構造改革路線を改めず、年間5兆円の軍事費を温存し、大企業・大資産家への応分の税負担を求めず「聖域」としたため、財政運営がゆきづまりに直面しているからです。
  また、年金財源を消費税でまかなうようになれば、これまで大企業が負担してきた社会保険料の負担は免除されるため、財界・大企業が、政治とカネ問題で窮地に立つ民主党に、政治献金をちらつかせて、「増税を急げ」と強い圧力をかけているからです。
  今こそ、「消費税増税ノー・くらしに税金かけるな! 食料品は非課税・減税に」「軍事費削って社会保障に」「税金は大企業や大資産家から」「応能負担の税制で国民の暮らしと営業を守れ」の声と運動をひろげましょう。

 みなさん
 できること、やれることから行動しましょう。
○民主党議員に「公約を裏切るな。所得税法付則104条はただちに削除せよ」と、自民、公明に「消費税増税のレールを敷いた責任は重大。増税計画は撤回、断念せよ」の抗議の声を地元から届けましょう。
  すべての政党、議員に「暮らし・営業は大変。消費税の増税は絶対しないで」と、国民の切実な生活と結んだ要請を行いましょう。
○増税大キャンペーンのうそ・ごまかしを見ぬく学習を、『徹底検証20年』冊子を使ってすすめましょう。
○宣伝・対話・入会署名をひろげ、150万人の会員を達成しましょう。「3人よればなくす会=vと草の根の会づくりをすすめ、会報「ノー消費税」の読者をふやしましょう。
○国会請願署名の1000万人達成に力をあわせましょう。
  商店街訪問、団地訪問、団体訪問、要請はがき・ファックス、意見ポスター、リレー宣伝、キャラバン、地方議会請願など、多彩な行動を計画しましょう。
○各政党の消費税に対する態度をニュースなどで知らせ、「参院選では消費税増税ノーの議員・政党を一人でも多く国会に送ろう」のよびかけをひろげましょう。
○3・13重税反対統一行動、4・1消費税導入怒りの日行動、6・29なくす会結成20年の日を節にして、参議院選挙へ向かいましょう。
2010年3月9日
消費税をなくす全国の会 常任世話人会