国民のみなさんへのアピール
消費税増税は完全中止に! 食料品など生活にかかる消費税の緊急減税を!
新政権に国民の声を届けましょう
   国民のみなさん
 私たち「消費税をなくす会」は、政権交代、新しい政治の幕開けのもと、本日、第20回総会をひらきました。
 総会では、自公政権を退場させて、2011年からの消費税増税計画を国民の一票でつぶしたことを心から喜びあいました。そして新しい国会にむけて、増税計画の火種=「所得税法・付則百四条」を早急に廃止させるとともに、「4年先であっても消費税増税はノー」「消費税増税は完全中止に」「食料品など生活にかかる消費税の緊急減税を」の声を大きくあげて、来年の参議院選挙で、この声を確かなものにしていくことを申し合わせました。

 みなさん
 いま、鳩山連立政権のもとで、新しい政治が、一歩、一歩すすみはじめています。
 政権合意では、「選挙で付託された政権期間中は消費税率を据え置く」としました。生活保護の母子加算の復活、高校授業料の無償化などの準備がはじまり、国連での鳩山首相の核兵器廃絶演説も、被爆国日本の首相として画期的なものです。
 同時に私たちは、消費税をめぐっては、新しい政権を厳しく監視していかなければならないと考えます。
 「4年間は消費税増税をしない」ということは、消費税増税を完全に中止したということではありません。民主党が総選挙のマニフェストで掲げた、「消費税を財源にした最低保障年金制度」「社会保障目的税化」は、際限ない税率アップにつながるものです。消費税は社会保障財源にもっともふさわしくない税金です。
 新しい政権がどのような中身になっていくかは、国民の世論と運動にかかっています。草の根の声を地元から新政権に届けていきましょう。

 みなさん
 私たち「消費税をなくす会」は、来年6月に結成満20年を迎えます。
 今日まで、会には、「暮らしが大変。このうえ消費税増税なんて」「商売がつぶされる。消費税はなくしてほしい」の声が途切れることなく寄せられ、会員は148万人をこえ、草の根の会も1671へとひろがってきました。
 百年に一度の大不況のもと、雇用は不安定、国民生活は何ら改善されていません。貧困は子どもたちにまで深刻な影を落としています。「増税ノー」「消費税ノー」の声は、これからますます広がっていくでしょう。
 「日常の草の根運動が政治を変える」――これが消費税をなくす会の20年の活動の教訓です。
消費税は憲法違反のなくすべき天下の悪税です。私たち自身の手で新しい政治をきりひらいていくため、みなさんも消費税をなくす会にお入りください。
 ごいっしょに、消費税廃止の日まで、手をつないでいきましょう。
2009年9月27日
消費税をなくす全国の会 第20回総会