安倍首相の施政方針演説に断固抗議します!
  全国の草の根から、「増税ノー」の運動を一気に強めましょう。

2007年1月26日 全国の会事務局長 杵渕智子


 本日、安倍総理大臣は施政方針演説のなかで、消費税の引き上げについて、この秋以降に本格論議を開始し、来年3月までに結論を出すことを表明しました。消費税をなくす会は、満身の怒りを込めて断固抗議するものです。
 私たちは、昨年秋から「ストップ消費税増税! 全国をつなぐ草の根ウエーブ・リレー」を行ってきましたが、この数ヶ月間で1万人もの方々が入会するなど、格差が広がる中、全国どの町でも、村でも、国民の切羽詰った声・怒りがあふれています。
 一昨日の「1月24日いっせい行動」でも、「たった2、3万円の年金収入で、さらに消費税増税なんて、いったいどうやって食べていけというのか」「国会前に行って首をつって抗議したい位だ!」など、安倍政権に対する強い怒りの言葉が噴出しました。
 今、「大企業には減税、庶民には増税」への怒りが、政府税調会長の不適切な豪華官舎入居、閣僚の事務所費などをめぐる疑惑など、税金の不当な使われ方への批判と相まって、幅広い層に広がっています。
 さらに、今回の施政方針演説では、国民投票法案の今国会での成立に強い期待感が示されましたが、憲法改悪と消費税増税が並べて大きく強調されたことに、重大な危険を感じないではいられません。「消費税、憲法変えれば、戦争税」――日本を、再び戦争をする国に変えれば、戦費の調達のために血税がつぎ込まれることは明らかです。
 私たち消費税をなくす会は、「消費税増税法案を つくらせない 出させない」を合言葉に、国民が共同して、消費税増税を断念させるための運動をひろげていく決意です。