会員拡大の大波で増税ストップの世論と運動を大きくしましょう
二〇〇五年六月一日 消費税をなくす全国の会常任世話人会


 消費税をなくす会は、「消費税増税法案を つくらせない 出させない」を合言葉に、昨年十月から「全国草の根ウエーブ行動」にとりくみ、パンフとパネルなどを使って、学習、宣伝、対話を旺盛にすすめてきました。草の根の会のみなさんのたゆみない活動で会員は百三十六万二千人を突破しました。本当にごくろうさまです。
 この勢いをさらにひろげ、毎月一万人以上の会員を拡大し、「増税ノー」の世論と運動を一気に強めましょう。

 草の根の会のみなさん、世話人のみなさん

 私たちは会を結成して十六年間、「継続は力」と対話を広げ、会を大きくしてきました。「入会署名」は、対話で人を変え、『消費税ノー』『増税ノー』の世論を形にしていく運動だからです。
 神奈川・港南の会は、十数年間、毎月、ピンクのエプロンで宣伝を続けるなか、人口の二割にあたる四万人の会員を突破。今では、「あなたたちの宣伝に出合うと、やっぱり消費税はなくさなければと思います」の声がかけられ、消費税ノーの議員を議会に送り出す貢献をしました。長崎でも「年金生活に増税は痛い」など毎月二百人余りが入会署名をし、三万二千人の会になっています。
 会は、五%アップ反対や「三%にもどせ」の運動をすすめた九六年から九八年にかけて、毎月一万人以上の会員を増やして世論を大きく盛り上げました。この中で、念願の百万人の会員も達成し、マスコミが「百万人の消費税増税ノーの声」と報道。全国の会には各地から「励まされた」「同感。入会します」の電話が殺到しました。
 増税勢力は、〇七年度の消費税増税実施にむけ、〇六年には増税法案を国会で成立させようと、現在の通常国会が終わったら一気に走り出す構えです。〇七年の消費税増税をストップさせるかどうかの正念場にある今こそ、総力をあげて会を大きくし、「消費税増税ノーの声ここにあり」を力強く示そうではありませんか。

みなさん

 「介護保険の改悪で、特養ホームに入っている母の支払いが、六万八千円から、二倍の十三万三千円に」
 「賃金カットと定率減税の半減などで年六万円も収入減。ローンが払えず家を手放した」
 「駐留米軍の水光熱費まで日本負担とは。憲法九条が改悪されれば、国民生活破壊はもっとすすむ」
 「大企業や高額所得者には減税で、なぜ庶民には増税ばかりなのか」
 自民・公明の小泉内閣は、本当に血も涙もありません。この上、障害者の医療費の自己負担、生活保護費や退職金にまで所得課税するつもりです。この連続した国民大増税の仕上げとして、二〇〇七年度に消費税の大増税を強行しようというのです。政府の財政制度審議会などが、社会保障を口実に「消費税一七%」などと試算を相次いで発表していますが、消費税増税の世論誘導に他なりません。
 消費税は所得の低い人ほど負担が重く、福祉を破壊する税金です。なくすべき悪税であり、増税なんてとんでもありません。
 最近、増税の動きを懸念し、会のホームページにアクセスしてくる若い人が増えています。「消費税導入十七年目 四・一 怒りの行動」では、国民のみなさんの切実な声のなか、一日だけで千五百人もが入会しました。よびかけを広げれば会を大きくできる情勢です。

みなさん

 消費税をなくす会は、「消費税はイヤ」という人なら誰でも入れる会で、「会費がない、個人参加の、ボランテイアの会」です。これは、消費税が強行導入された教訓から、消費税を廃止させる国会をつくるためには、国民過半数を上回る「消費税ノー」の声を、草の根から集める会が必要と考えたからです。
 現在、国会では「オール与党」化が強められ、与党の自民・公明と、野党第一党の民主党が、国の命運にかかわる憲法改悪と消費税増税を一緒になっておしすすめています。
 今こそ、会結成の原点を思いおこし、政党支持や思想信条の違いをこえて多くの人に入会をよびかけ、草の根の会をひろげようではありませんか。
 国民の切実な声をあつめ、一日も早い二百万人の会をめざしましょう。