消費税をなくす会は結成満14年を迎えました
135万8500人の会を思い切って大きくしましょう
消費税をなくす全国常任世話人会
2004年7月21日

 全国の草の根の会と会員のみなさん。
 参議院選挙の最中の6月29日、消費税をなくす会は、結成満14年を迎えました。
 この14年間、私たちは全国津々浦々の「消費税増税反対」「消費税はなくそう」という世論と要求を受けて、その実現のため、草の根のボランティア活動をひろげ、さまざまな苦労をしながら、困難に負けずがんばってきました。
 会員はいま、135万人を超えています。(※平成17年5月現在)「継続こそ力」と、倦まず弛まず活動を続けてこられたみなさんに心から敬意を表明します。
 7月の参議院選挙で、私たちは、増税勢力が「年金財源」を口実にし、2007年の「税制改革」で消費税を大増税しようとしていることを、会員をはじめ広く国民に知ってもらおうと、「手づくりニュース」や「ホームページ」、会員への電話での「声かけ」や、団地訪問の対話活動、「消費税なくし隊」のハンドマイク宣伝など、創意と工夫をこらして、活動に取り組みました。
 こうした活動はどこでも多くの人びとから共感が寄せられ、「消費税反対勢力が大きく前進できる情勢ではないか」の感触がありましたが、結果は反対でした。「あれほど反応が良く、支持が寄せられたのに、どうしてだろう」という疑問が率直に出されています。
 国民の多くは、小泉政権のもとでの生活悪化、先行き不安の増大で、悪政への批判をつよめてきました。しかし、財界と一体になったマスコミが、「二大政党制」を大宣伝するなかで、多くの人びとは、小泉政権の悪政をやめさせるためには、「民主党」を選択したのでしょう。
 しかし、選挙直後の世論調査では、「年金改悪法を白紙に戻せ」が8割にのぼり、街頭宣伝では「これ以上消費税を上げられたら生活ができない」と泣かんばかりに訴えてくる人が多く、国民が生活を守るために、どれほど切実な要求をもっているかは明らかです。
 私たちは数百万人を会員に迎える意気込みで、会の運動を思い切って強めて、消費税の増税をストップさせ、国民のくらしを守る決意をかためています。
 会員のみなさん。
 「二大政党」は、どちらも消費税増税、年金改悪推進の勢力です。大企業の社会保障費負担を消費税増税で肩代わりさせようとし、さらに、憲法第9条の改悪を急ぎ、戦争と大企業の武器輸出もできることを狙っている政党です。
 私たちは「二大政党」による悪政に抵抗し、国民のいのちとくらし、平和を守り、消費税増税に反対する国会勢力を大きくして、政治を変えていかなければならない、かつてない重要な情勢に立たされているのではないでしょうか。消費税をなくす会の草の根活動は、いま、まさに大きな役割を担おうとしています。
 「憲法改悪」反対のためには、国民過半数の賛同を得なければなりません。年金改悪反対、消費税増税阻止のために、国民の過半数を獲得できる条件をつくり出さなければなりません。
 そのために、私たちは、学習・宣伝・対話・ニュースの発行など草の根からの活動を旺盛にすすめましょう。活動のための費用を「10円玉募金」などで集めるのも、会のアピールにつながるでしょう。全国の会の広報紙「ノー消費税」の読者を増やし、いかに消費税が悪税か、を多くの人びとに知ってもらいましょう。
 活動を積み上げて、10月10日に開催予定の第15回総会を成功させようではありませんか。
 全国の会常任世話人会は、みなさんの先頭に立ってがんばる決意です。


以  上