ひろがる草の根活動
ノー消費税 2012.10 第255号

消費税10%増税への怒り相次ぐ
法律成立後も広がる運動

●増税して公共事業に使うなんてトンでもない 静岡県民の会が宣伝
 8月28日、JR静岡駅前で増税を中止させようと宣伝しました。「増税法が強行採択されたあとでも世論の多数は増税反対です。選挙で増税連合に厳しい審判を下し、増税をストップさせましょう」と、ビラを配りながら訴えました。スーツ姿の男性は「増税した財源を公共事業に使うなんてとんでもない」。中年女性は「選挙で増税させない人を選ばないといけないね」と話していました。
 会は毎月世話人会を開いてきましたが、7月の会議で8月は会議後に宣伝しようと決め、この日久しぶりの宣伝になりました。

●抗議の宣伝あいつぐ 兵庫の会
 8月7日、神戸市北区の会は、北町のコープデイズ前で北区社保協と7人の参加で「暮らしも景気も破壊する10%増税法案を強行するな」と訴え、59人の署名が集まりました。
 10日は尼崎の会、13日の須磨区の会の宣伝では、「年金、介護も減らされてるのに、10%にされたらどないなる?!」と怒りながらの署名。
 11日は三田の会が、JR三田駅前で、24日は垂水の会が13人参加して、25日は芦屋駅前で芦屋の会が宣伝するなど、草の根の会が連続的に宣伝・署名に取り組みました。

●猛暑のなか街頭宣伝と3時間の車宣伝 東京・台東の会
 8月19日11時より汗だくになって、区内6カ所で訴え、2時までテープによる音の宣伝をしました。暑いなかでじっと聞いてくれる人がいました。また消費税について話を聞きたがっている人がいることがわかりました。「消費税の増税は困る、でもその根拠を挙げることができない。だからなんとなく賛成」「反対と積極的にいえない」人たちに勇気を与えることが必要だと思いました。 
●増税中止まであきらめない! 愛知の会
  国会で民自公の3党が増税法案を強行した日、金山駅南口で各界連とともに宣伝。あきらめないたたかいを呼びかけました。抗議ファクスに3人の学生が「部活の時に飲むものをかうとき消費税が高くなったら困ります」「もっとみんなが幸せになる政治をしてください」と書きました。8月31日にも宣伝しました。

●各界連とともに毎月宣伝 福岡県の会
 福岡県の会の蔭尾さんは、各界連の活動に合わせて、毎月24日宣伝に参加し、署名を訴えています。8月は8日と24日宣伝に参加し、請願署名と合わせて、入会署名もすすめました。24 日宣伝では、消費税増税は反対、困ると進んで署名に応じる人、わざわざチラシをとりに近づいてきた男性、家族4人の署名をしてくれるなど、増税法案が決まった後も、反対の表明が続いています。

●このまま進むと困っちゃう人々の会
 ユニークな名前をつけた「会」が毎水曜日、首相官邸前で「スタンディングアクション」を始めました。法律が成立後も止むことなく続いています。中心要求は「消費税増税するな」「社会保障もっと充実させろ!」です。若者の参加が多く、「消費税を増税して生活保護を削減したら、私たちに『死んでくれ』といっているようなものだ」「富裕層は応分の税負担もせず、大企業は内部留保があるにもかかわらず、労働者の福利厚生や給料はよくならない。貧困層を増やすデメリットが大きい」など、増税への怒りが語られます。この声に首相は何の痛みも感じないのか!これからも行動は続きます。