ひろがる草の根活動
ノー消費税 2011.5 第238号

●つらい思いをしているのに、増税なんてやめてほしい 福島県の会が元気に宣伝
 被災と原発被害で困難に直面している福島県の会は、各界連とともに、4月1日「怒りの行動」をJR福島駅前で、震災救援募金とあわせて消費税増税反対の訴えを行いました。
 「大震災で国民が疲弊しているときこそ、内需を拡大し、国民の懐を温めるべきで、消費税増税はとんでもない」などと訴えました。
「震災でみんなつらい思いをしているのに、増税なんてやめてほしい」「家が壊れて新築するしかない。
消費税あげられたら大変だ」などと対話になり、なかには自らも自宅損壊などを受けながら募金に応じてくださる方もいました。募金は6841円が集まりました。

●各地で大震災復興救援募金と消費税ノーの宣伝 兵庫の会
 かつて大震災の被害を受けた兵庫では、早くも震災当日の夕方には三田の会が神鉄三田駅前で、消費税
10%増税を許すなの宣伝を。須磨区の会は、14日と18日に震災復興の救援募金と署名・宣伝を。
18日には御影の会が阪神御影駅前で、震災救援募金を訴え。灘区垂水、芦屋、長田、高砂などの会も24日から27日にかけて増税反対署名と救援募金に取り組みました。これらの救援募金の内10万円が全国の会を通じて、被災地の岩手・宮城・福島・茨城の会へ送られました。

●消費税増税10 %なんてトンでもない! 和歌山・岩出の会
 4月1日、増税ノーの宣伝・署名を午前10時半から11時半まで、スーパー松源・中黒店前で行い、買い物客にビラを配り、ハンドマイクで訴えました。署名しながら、震災の話になって「なんとか助けたってほしい」と言う人もいました。署名になれていないのかびっくりして戸惑う人もいましたが、つぎつぎに署名してくれ、100筆集まりました。入会も10人の方が書いてくれました。行動参加は6人でした。税金の仕組みなど真実のことが一人一人の胸にストンと落ちて理解できたなら、それはそれは大きな力になるのに、と思いました。

●1週間毎日宣伝 青森・弘前市の会
 会は3月31日から4月6日までの1週間、毎日正午から1時間、弘前市土手町蓬菜橋の上で、増税反対の署名を呼びかけました。参加は一人の時もありますが、増税反対の声を絶やしてはいけないとがんばっています。署名に協力してくれた方と「財源が足りないとすぐ消費税というのはおかしいよね」「震災復興のために増税という話もでているけど、消費税は被災者にも減免なしにかかる非情な税金。こんなときに消費税増税はダメ」などと対話になりました。

●市内5カ所でまちかど宣伝・署名 富山県の会
  富山市内の北の森、北新町、南 富山、アピア前など5カ所で行動 しました。震災復興を名目に消費 税増税の動きがあるとして、「増税は被災者にいっそうの苦しみを与えることになる。大企業・大資産家への減税はやめ、米軍への思いやり予算、政党助成金の廃止などで財源をつくるべき」と訴えました。商店街の店主は「こんな大変なときに増税なんてもってのほか」と怒っていました。


●俺たちのためにオバさんががんばってくれている 香川県の会
  5人で怒りの4・1行動に。「震災利用の消費税増税など許せない」と大きな垂れ幕をつくって元気いっぱい呼びかけました。丁度、県議会議員選挙もスタートして、人通りは多く、30分で25筆の署名が寄せられました。
 若い男性2人が「僕たちの未来のために、オバさんが頑張ってくれている」と署名し、連れの友人も呼んできてくれました。「年金も少ないけど震災も大変だね」とカンパをしてくれた高齢の男性も署名しました。

●被災者に消費税は重い 全国の会、東京の会
  浅草雷門前で東日本大震災への義援金募金と合わせて、「消費税導入怒りの4・1行動」に取り組みました。震災の影響なのか、いつもの賑わいはなく、特に観光客が少ないなかで、「震災の復興支援を名目に消費税増税の動きがあること」や、「消費税はどんな災害にあっても一切の減免のない税金」だと、苛酷な消費税の本質を訴えました。さいたま市に住む若いカップルは、「震災で被災された人たちに何かしたい。被災者の
くらしや今後の再建などにも消費税は重い。増税すべきではない」と請願署名と入会署名にサインしました。

●シール投票1位は思いやり予算の削減 愛知・岡崎の会
  4月1日「怒りの行動デー」は岡崎公園の入り口でシール投票と救援募金に取り組みました。
 シール投票では復興のためなら増税も仕方ないか?など4つの設問でしたが、もっとも多かったのは、「米軍思いやり予算などムダを削る」でした。