ひろがる草の根活動
ノー消費税 2011.3 第236号

●菅発言にじっとしていられない 愛知・豊臣の会
 1月14日午後2時半から小1時間、近くのスーパー前で宣伝・署名行動を行いました。
 菅首相の「政治生命をかけて増税をする」発言にじっとしていられませんでした。
 マイクをにぎった女性は「与謝野氏を経財相にすえたことに黙っていられますか」と訴えました。歩道に立つ私たちに、すすんで署名をしてくれ、「寒いのにごくろうさま」と激励もありました。県の会の水野さんが応援にきてくださり6人で元気にやりました。
 署名は36筆、入会は19人でした。
 1月17日は3人で街角宣伝。内1人は戸別訪問をしましたが、「増税は困る」「ばらまき止めて」の声が多く寄せられました。

●手作りニュースで地域訪問 高知・一宮東(いっくひがし)の会
 2年前に結成された「会」は地域をまわって消費税についての対話をしています。地域には「消費税を上げられたら暮らしていけん」「なんで大きな企業には税金をまけるの?」などの声がひろがっています。消費税のからくり、もうけを溜め込んでいる大企業には負担をしてもらうことなどを話し理解を深めてもらっています。「消費税いかん」の声をもっと広げたいとニュース第1号「消費税増税はイヤやねん!」をつくりそれをもって訪問、ニュースを手渡すなかで15 人が会員になりました。第2号は「消費税なくても財源はあるよ」を載せる予定です。

●80人が参加して学習会 高知県の会
 高知県の会は、1月22日、80人が参加して学習講演会をひらきました。講師は梅村早江子全国の会前事務局長。梅村さんは「大企業の内部留保を労働者に還元し、経済を循環の軌道に乗せるとともに、大企業・大金持ちに能力に応じた負担を求めれば増税しなくてもやっていける」「各団体・個人が増税反対の声を上げることが大事」だと話しました。

●各界連が週3回の宣伝を決める 岩手なくす会
 菅首相が「6月までに消費税を含む税制抜本改革の基本方針を示す」所信表明を行った24日、「会」は各界連とともに街頭宣伝署名行動を行いました。「増税反対、食料品などを非課税に」との訴えに、ティッシュペーパーやチラシが次々と受け取られ、署名を待つ人の列ができる場面もあり、30分で49人の署名が寄せられました。各界連は2月1日から週3回宣伝カーを運行することを決め、なくす会も週1回担当することになりました。

●恒例のトランペットとギターの演奏で宣伝 川崎・中原の会
 中原の会は12月のクリスマス宣伝で、トランペットとギターによるコラボ演奏が恒例となり、風船も配り意気盛んな署名行動となりました。

●財源確保とともに非正規労働者の正社員化や賃金引上げの運動が大切 青森のなくす会が学習会
 県各界連と合同して「消費税問題学習会」を開催しました。会場一杯の90人が参加。講師は大門実紀史参議院議員で、「社会保障財源に消費税増税を推進する背景、増税で財政再建をした国はないこと、応能負担による財源確保とともに非正規社員の正社員化、賃金引上げを進めることが大切」と強調しました。質問コーナーでは10項目以上の質問が出され、行動提起が拍手で採択されました。

●はずむ街頭での対話 大分・別府市の会の宣伝
 昨年12月22日別府駅前で午後1時半から1時間ほど街頭宣伝・署名を行いました。参加者は9名で、署名109筆が集まりました。
 署名を訴える女性会員の前を若者たちのグループが通りかかったので、話しかけたところ、「私たちは別府の高校を卒業した同級生で、今日同窓会を開くので駅前に集まっている」と言い、仲間たちが次々と集まってきて15名ほどになり、「私たちは来年成人式を迎え選挙権ができるので、あなた達がいっているように消費税増税をたくらむ政党には投票しませんよ」といってみんなが署名に応じてくれました。「このような活動をやっている皆さんはすばらしい。がんばってください」と私達のほうが励まされました。
 また、駅から出てきた中年の男性は「今の政治には不満です。菅民主政権には期待が裏切られた」と署名してくれました。
 買い物帰りの野菜を一杯持って通りかかった高齢の女性は、「私は若い頃、一生懸命に働いてきて、今はわずかな年金で生活しています。年をとると病気がちで病院通いで月1万5千円以上の医療費を払っています。これ以上消費税が上がると生活できなくなる、医療費、国保税を下げてほしい」と語りました。通行者のなかには、国の財政が大変なとき消費税を上げなくてどうするか、といって通り過ぎる人もいますが、また生活相談をする人もいて、対話の重要性を痛感します。全国の会に540筆の署名をとどけました。