ひろがる草の根活動
ノー消費税 2010.3 第224号

●「消費税増税の付則は削除しない」にただちに抗議の宣伝・申し入れ 各地で
 全国の会は、2月2日、「消費税増税の付則はただちに廃止を」の緊急宣伝をJR王子駅前でおこないました。
 これは、「消費税を含む税制の抜本的改革を行うため平成22年度までに必要な法制上の措置を講ずる」とした改定「所得税法」付則104条について、鳩山首相や野田財務副大臣が、削除≠否定し、自民党の谷垣総裁が、民主党に消費税増税の「円卓会議」を提案したことなどに抗議したもの。
 前日の1日には、鳩山首相、菅財務大臣、野田財務副大臣、民主党本部に、抗議文を送付。富山、熊本、京都、愛知など各地からも送られました。


●派遣村相談で路上生活から抜け出した2人も行動に 福島・郡山の会
 1月24日、JR郡山駅前で9人が参加し、「消費税は暮らしに重い税金。鳩山政権は、4年間増税しないと言っておきながら、閣僚から増税発言が飛び出している。とんでもない!」とよびかけました。参加者のうち2人は、派遣村での相談で路上生活から抜け出した人。「新政権には裏切られた気持ち。でも、自民党政権に戻るのもいや」など、33人から署名が寄せられました。

●くらしSOS 連鎖の行動 愛知県内で
 「小沢さんの巨額の政治資金は庶民の暮らしとかけ離れている」――愛知では、連続して宣伝が行なわれました。1月11日、品野の会が地域に「鳩山総理、それでいいの」のチラシを200世帯に配り、1月17日には、岡崎の会が繁華街で宣伝し、「食料品を非課税に」などと22人の署名。1月25日に、県の会が県各界連と金山総合駅で、1月26日には寒風の中、豊臣の会がスーパー「ピアゴ」前で。2月8日には、栄の三越前で、県の会が県各界連、消費者団体連絡会と合同宣伝を行ないました。

●三つの会の誕生を喜びあい、怒りの消費税告発次々 三重の会 総会
 2月6日、2年ぶりの総会を開きました。昨年の衆院選では、消費税のそもそもを語り頑張ってきたこと、伊賀市きじが丘なくす会、障害者施設工房「ゆう」内なくす会、保険医協会内なくす会の三つの会が誕生し、会員が106人増えて1万5039人になったことなどが報告されました。  大島良満・全国の会常任世話人を講師に学習し、「医療機関は非課税で、患者さんの肩代わりをしている。税率アップは倒産も同じ」「津新町商店街では商店がなくなっていく。消費税は街壊しの税金だ」と怒りを新たにしました。

●2歳4歳の母も消費税ノー草の根に会員・読者が増えました 高知県で学習会

 月5日と6日、高知市内で消費税学習会が開かれ、のべ60人が参加しました。
 5日の新婦人の高知市支部の学習会では、2歳と4歳の子を持つ専業主婦が、「扶養控除がなくなると、子ども手当が支給されても私の場合増税になる」など「ノー消費税」2月号の記事が話題に。ガソリン税や酒税の上にさらに消費税をかけていいのか、の質問もでました。
 6日は、消費税をなくす高知県の会が主催し、各界連の協力も得て学習会。「新政権のもと、消費税をめぐる情勢が緊迫しているなか、県の会の再建を果たそう」と尾原明広事務局長が訴えました。学習会で、新しい会員、「ノー消費税」読者がたくさん増えました。


●ドジョウすくいも登場 みんなで新たな決意  静岡の会
 2月14日、静岡市教育会館で、4年ぶりの総会をひらきました。「久しぶりの県の総会を成功させたいと、会報『ノー消費税』読者を10人ふやして今日きました」という掛川の会の小林保さんはじめ、浜松、藤枝、磐田、島田、静岡など県下全域から45人があつまりました。
 夢の会・安来節保存会のオープニングで笑顔がひろがり、梅村早江子・全国の会事務局長の講師で、「新しい今日の情勢のもとでのなくす会の役割と運動」と題して学習。途中、都はるみの「好きになった人」で体操休憩もし、リラックス。
 交流では、「所得にではなく、赤字でも売り上げに5%が課税される消費税は本当にひどい税金だ」「黙っていたら増税必至。やれることから足を踏み出していきたい」の意見がだされ、新たなスタートの場となりました。